中国渡航の予防接種
2020/8/18
海外渡航前の予防接種は必須です。心配だから多くの種類を受けてけておきたいけど、金額も高いし、少なからずのリスクもあるし。。
今回は中国上海への渡航前に実際に受けた予防接種と注意点を紹介します。
上海は何が必要?
海外では不衛生な環境や医療設備が整っていないところも多く、感染症を防ぐための予防接種が必要です。
上海は都会のため、中国の中では比較的衛生面・医療面で整っていますが、やはり予防接種は受けておいた方が良いと考えています。
下記が自分が受けた予防接種です。まずは近所のトラベルクリニックや予防接種センターへ相談してみてください。
実際に受けた予防接種
- A型肝炎 ×3回
- B型肝炎 ×3回
- 狂犬病 ×3回
- 破傷風 ×3回
- 麻疹風疹 ×1回
A型肝炎
不衛生な水の摂取等によりA型肝炎ウイルスに感染すると言われています。
A型肝炎は急性肝炎のため治るらしいのですが、中国の水はやはり不安なため、予防接種を受けました。
B型肝炎
血液等を介してB型肝炎ウイルスに感染し、一度感染すると完全に治すことは難しいようです。
上海には日本人向けの病院もあるのですが、もしも田舎の病院で管理が杜撰な人に当たってしまったら不安なため予防接種を受けました。
狂犬病
中国の少し田舎の方に行くと、野良なのか飼われているのか判断できない犬がウロウロしていることがあります。
わんちゃんが噛むことに悪気はないため、人間側が気をつけて予防しておくことに。
ちなみに、予防接種を受けていても万が一噛まれてしまったら、暴露後用のワクチン摂取が必要と言われています。
国産と輸入のワクチンがあります。国産ワクチンは接種間隔を空ける必要があり、さらに抗体期間も短いため、あまりお勧めされないようです。
自分は何も調べずに予防接種センターで国産ワクチンを受けました。注意点でも述べますが、下調べをしておけばよかったと後悔。。
破傷風
傷口に細菌が入ることで感染します。そうとう痛く致死率も高いらしい。
破傷風もほとんどの方が接種を推奨されるのではないでしょうか。自分は旅行やハイキングが好きなため受けています。
麻疹風疹
麻疹風疹は海外渡航に関係なく受けておいた方が良いです。
もし自分がかかってしまった場合、周りの妊婦さんに移してしまったら大変です。さらに海外だと不安倍増です。抗体があるかどうか確認してみてください。
注意1 接種スケジュール
予防接種は複数回、期間を空けて受けます。とくに3回目は半年ほど開ける場合が多いです。
遅くても1か月前には接種を開始した方が良いです。さらに、3回目を受ける時期に帰国できるのか、現地で受けるのかを考えなければなりません。
ワクチンの種類によって、接種回数、スケジュール、海外での入手可否、抗体の期間が違うこともあります。まずはトラベルクリニックで相談してみてください。
注意2 接種記録は捨てない
予防接種を受ける際に、2回目までを出国前、3回目を一時帰国(または現地)で受ける方が多いです。
もし帰国スケジュールの都合により同じクリニックで予防接種を受けられない場合、接種記録表は必須です。
ワクチンの種類によっては互換性がありません。そのため、クリニックを変更する場合は、接種記録表でワクチンの種類を確認する必要があります。
特に狂犬病ワクチンに国産を選んだ方は要注意です。自分も互換性があるワクチンを扱っているクリニック探しでとても苦労しました。
※同じクリニックに通えない場合、まず接種記録表をくれたクリニックに電話相談を。
注意3 抗体期間の確認を
予防接種の種類によって抗体期間が異なります。さらに、B型肝炎ワクチンでは抗体がつかない方も。
1セット受けたから安心というわけではなく、渡航期間に応じて再度予防接種スケジュールを検討する必要があります。また、抗体検査を受けたりも。
まとめ
以上、不安で色々と受けた方が良い気持ちになってしまうのですが、まずは渡航が決まったら、早めにクリニックや予防接種センターで相談することが重要です。
また、厚生労働省のWEBサイトで情報確認も→ https://www.forth.go.jp/useful/vaccination.htmlこれから海外渡航を控えている方の参考になれば幸いです。